日記・・・身近な暮らしで

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2018/06/01 (金) | -
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 平成23年度出雲市松くい虫被害対策地区連絡協議会が、開催される。

1.日時 平成24年3月26日(月) 10時00分〜11時30分

2.場所 出雲市役所 6階委員会室

3.議事 (神23年度松くい虫防除対策事業実績について
      ⊇弍聖埔召い虫対策・森林再生等基本方針について
      J神24年度以降の松くい虫防除対策事業計画について
      い修梁

      問い合わせは、市役所産業観光部森林政策課
                   筺 0853)21−6996
  出雲市で農薬空中散布が中止になった理由は、市民ひとりひとりの力によるものだった、と振り返って思う。

農薬は、安全、飛散はしないというメーカーの宣伝をうのみにして国をはじめ各県でこの事業を、ほぼ国策として続ける中で、出雲市内での空散後「なんか目がゴロゴロしておかしい」「うちの子は山登りの後、普段より喘息がひどくなって、入院した」「市外に出たらだいじょうぶだけど家に帰ると目の奥が痛くなる」「学校まで車で送り迎えしても子どもの体調が悪くなる」「保育園の子どもたちが外遊びの後具合が悪くなり病院に連れて行った」そのほか「鳥が死んでる」「池の魚が死んだ」など勇気を出して市役所に伝える人々がいた。その中には子どももいた。
ときには、診断書をもって県庁を訪れたことも。

2008年までは、役所にはほとんど取り合ってもらえなかったが、自分たちの症状や周りの様子をあきらめることなく訴え続けた。
そうした訴えを聞きながらも、飛散しないはずだし、また、農薬の検出はNDになっているのに、少しはなれたところにも健康被害を訴える人がいることがなぜかわからなかった。この思いは、市役所の担当課も同じだったかもしれない。
ただ、話を聞けば、その健康被害が空散によるものであることは,すぐにわかった。

そして2008年、子どもを中心とした1200人以上の市民が健康被害を訴えた。学校では、すぐに市への通報が行われ、子どもたちは病院に。
市役所が地元だけに実施したアンケートで健康被害を訴えた人々も364人。

これらの積み重なったひとりひとりの声が、「中止」という結果をもたらした。

「自分がこれほど具合が悪くなっているから、子どもたちへのは影響は、もっと大きいのではないか」と自分のことより、子どもたちのことを心配する人もいた。

市民の方々の思いやり、意志の強さ、思慮深さや、自分の体調や周りの環境の変化を克明に記録する緻密さ、などに私は、動かされ続けた。

事故後の健康調査委員会で、事故時使用された農薬は、電子顕微鏡でみると、どこまでも飛散する大きさの粒子がたくさん含まれていることがわかった。、安全性の試験も改ざんされていて目に刺激性があることもわかった。
農薬の検出も検出限界とはその機械の精度によって変わることも私はそのときにはじめて知った。

市民からの健康被害の訴えと農薬の状況が、そのときはじめて一致して私の目の前の霧のようなものが晴れた。

健康被害にあっていた市民の方々の声を振り返ってみると、とても的確だった。こうした声を丁寧に聞いていれば、もっと早く、松枯れ対策をどうすればいいのか、考えることにつながっていたのではないかと思う。
【結論】  松枯れ対策は、農薬空中散布以外の方法で実施する、との結論が出た。

 足立委員(大社町町内会長連合会代表)は、前回に続き、今回の案で出ている1部の低い松への地上散布について、この方法を広げて無人ヘリなどの散布はどうか、農薬そのものがすべて危ないという発想は、おかしい、森林の場合、こまかい法令の元、実施する、万ヶ丸山、天台ヶ峰など航空防除ができないのか?何度考えても航空防除を排除するのはなぜかわからない、と述べられた。

【空散への専門家の見解】
それに対して吉田副委員長(元森林総合研究所九州支所長)は、「健康調査委員会の見解が変わらない限り、空散はできない、また第1回松枯れ検討委員会では地上散布すら賛成されなかった。」
黒田委員(神戸大学農学部教授)も同じように「健康被害の可能性がある、の見解は医学の専門家が出されたもので私たちがそれを覆すことはできない」と述べられた。

【私の頭の中】
私は、足立委員が「健康被害といっても3論併記だしあいまいだ」というような言い方をされたことに頭が真っ白になった。その後、それが怒りに変わった。
あの事故の後、心配しながら病院に付き添ったことや、次から次に寄せられる健康被害の情報、学校での混乱、その後の聞き取り調査などの息が詰まるような毎日を思い出し、悔しい思いでいっぱいになった。
第一、健康被害の心配をしたのは、2008年までもなんどもあった。
農薬散布推進の意見をお持ちの方々は、林野庁は、健康被害があるところでは、してはいけない、としていることをご存知だろうか?
その上、農薬空中散布の費用は、その効果、事故があったときの経費、健康被害にあってきた方々の医療費、避難していた方々の費用など勘案すれば、決して試算どおり安く上がってはいないはずだ。

【私の意見の1部】
私は、やっとの思いで、自宅から抱えてきた市が実施した健康アンケートの写しを提示して「ここに健康被害にあった市民の方々のアンケートがあります。足立さんの地域の大社や遥堪、荒木地区の方の健康被害もあります。あの事故以前にも健康被害にあっていた、会社を早退して休んでいた、と書いて市役所に届けておられる方々は、地域の声ではないですか?自治協会というのは、そういう方々は、いないことになってしまうのですか?」

それに対して足立委員は、「地元で(散布の)要望書を出している」と言われたので、私のほうからは「町内会を利用して、回覧板などでそういう要望書に記名することに苦情がでています。」と答えた。

後は、ほとんど何を話したのか覚えていない。

だれの意見だったか思い出せないが、「空散を中止したからこんなに松が枯れた、責任を取るべきだ」といわれて、またまた、頭が真っ白。

出雲市内でも、空散を散々した挙句、すっかり枯れてしまったところが多くあるが、いったいどういう理由で枯れたのだろう。これらを見れば、なんらかの条件がそろえば、空散を続けても枯れるかもしれない、と考えるほうが自然だ。

また、対策を決める会議は、密室で開かれていたわけではない。松枯れ対策の協議会はもちろん、その後の健康調査委員会も、検討委員会もいつでも開かれた会議だった。開催日の周知はもちろん、傍聴もできたし、健康調査委員会の後の会議はすべて、議事録も公開されている。
おそらく、出雲市役所で開かれているどの会議よりもオープンだったと思う。
決定過程で異議申し立てをする機会は幾度もあったが、この間、委員長宛にそういう申し立てがあったとも聞いていない。


会議の中では、松は、歴史背景(浜山)もあり守っていかなければならないと思っている、というような意見も出た。私自身は、樹種転換も視野にいれておくべきという意見に賛成した。

また、副委員長の吉田さんは最後に、いずれは枯れるかもしれない松にこれほどの税金をかけてもいいですか?と問われた。

最近の経済情勢で、一般家庭でも松はお金がかかるものとしてお荷物になっていることが多い。
市内でも、りっぱな築地松を枯れてはいないが、経費がかかりすぎるために、全部切って処分した家もあると聞いた。
そういえば、我が家も松が2本あるが、この何年は、庭師さんを頼んでいない。何しろ経費がかかる。(たった2本だが、確か年間10万円前後だったような・・・)よく考えてみれば、家族の誰もこの松についてそれほど関心がない。こっそり、庭師さんに頼むのをやめてみた。やはり、家族のだれも伸びっぱなしでも気にしていない。(トホホ)もちろん、農薬散布も樹幹注入も、1度もしたことはない。それでも庭師さんには、勢いがいいですねとほめられたことがある。この松は大社の浜の防風林の松だったが、その跡には広い駐車場ができてりっぱな防風の壁ができている。

我が家の松もいずれ枯れるかもしれない。
そのときには、このご時勢なので、野菜でも作りたいと思っている。

自然環境も暮らしも、私たちの予測を超えて変化している。きめ細かく、観察して経済も勘案しながら臨機応変に対応していくことこそ、これから求められることだと思う。
 第6回出雲市松枯れ対策再検討会議が開催される。

日時  11月25日(金)14時〜16時

場所  出雲市役所6階 委員会室

議事  松くい虫防除計画区域における具体的な防除対策及び森林再生の手法等について

問い合わせ先  出雲市産業観光部森林政策課  電話(0853)21−6996
 

これまでの議事録などはこちらから
  第5回出雲市松枯れ対策再検討会議が開催された。

最初に出雲市から、防除区域を含む中間報告案が出された。
現行松くい虫防除計画区域、2,537.5haが491.2ha(24%縮小)減らし
H24年度以降の松くい虫防除計画区域の案は、2,046.3ha。

それについて、専門家の先生方から区域が広すぎるのではないか、などの意見が出された。

また、足立委員(大社町内会長連合会)が、空散について再度、提案された。
黒田委員(神戸大学農学部教授)は「守れるものは、守りたい、というのは、わかるが、これまでに科学的に薬剤散布では守れない、と説明があったので、納得していただいていると思っていた、予算的にもむずかしい、心情面はわかるが、、」吉田副委員長(元森林総合研究所九州支所長)は「空散しても横ばい。10%の被害がある、次の年も10%枯れて結局はすべてが枯れる」
3人の専門家が空散は、再開できない、科学的にも効果がない、予算もない、と力説されても、「科学的知見もわかるが、住民感情もある」と譲られず、ひたすら、空散について述べられた。

私はこれまで4回で、あれほど議論してもまだ、空散再開を主張される真意がわからず、ひたすら聞いた。もしかしたら、空散について、自分なりの案を持っておられるのかなと思い聞いたらやはり資料を準備しておられた。
足立さんの資料は「守るべき松林地区」北山山塊等の松くい虫被害と防除戦略、とある。

中には、守る必要性と方法と適用が書かれていた。
6番目にほんの少し「より安全な空中散布の実施」の項目もある。
「農林水産省が定める実施基準に従い実施、」とあるが、前回、私のほうから、この前の事故はこれを遵守していたにも関わらず、起きた、と話したが、聞いてもらえていなかったようで・・・。

足立さんの言われる「気象が安定した時間帯」って、いつだろう?
「人の生活圏からの距離、」とあるが、近くには高浜小学校や幼稚園もある。
また更なる安全確保とあるが、これ以上何ができるのかわからない。
何しろ、スミパインMCは、ひと風ふけば、どこまでも飛散する大きさの粒子がたくさん含まれている。

7番目には、地域住民等との情報や意見交換によるリスクコミュニケーションの強化とあるが、きょうの足立委員の様子だとそこのところが一番の不安だと思った。
より詳しい情報の提供のところには、「空中散布の必要性、空中散布を行わないとどうなるか。どのような危険があるか。住民はどう対処すればよいか。心配なことはどこが相談に乗ってくれるか。健康の影響があった場合どこへ行けばよいかなど情報を提供することが重要である」とある。

うーん、空中散布しても効果がない、というのが、今のほんとうの情報だと思う。
長い間、空散しても枯れたところばかりで、順番に枯れている、というのがこれまでだったし、再開しても枯れ続ける、というのが、専門家の先生方の見解だ。
「きめ細かな住民等への対応体制づくり・・・健康への心配するものに対しては予め対応する窓口を整備する。保健所、保健師にいつでも相談できる体制の構築。空中散布実施後に対応や措置、経過等の情報を住民に提供していく」ともあるので、次回にいろいろ質問してみたい。

また、吉田副委員長は、私が猛暑の夏は松枯れがひどいと話したこと、が気になっておられたのか平成20年からの被害の増大と気温との関係、という資料を出された。
これによると気温と松枯れは関係ない、ということのようだが、よく見ると松のおかれた環境が違う市町村(松江市、雲南市、大田市)との比較であるし、気温も月平均であるので、まったく気温が関係ないとの証明にはならないと思った。
樹木のみならず、生きているものは、個別の置かれた環境や性質があり、松枯れも農薬による健康被害も現在問題となっている放射能による健康被害も、ひとつのデータや閾値、原因などで判断をしてしまうと方向を見誤ってしまうと心配している。
  第5回の松枯れ対策再検討会議が開催される。

1.日時  平成23年10月20日(木) 14時00分〜16時00分

2.場所  出雲市役所1階 くにびき大ホール

3.議事  新松くい虫防除計画区域の設定等を含む「中間報告」の素案について


  ※第3回までの議事録は、こちらから
   (第4回の議事録は、10月17日の夕方に掲載予定)
  きょうは、第4回目の松枯れの再検討会議が開催された。

私の役目は、健康被害について伝えること、20年近く松枯れ対策の協議会にいたが、抜倒駆除など徹底せずに空散がされたので、松枯れが進んだことなどこれまでのことを、わかってもらえるまで伝え続けること、と思っていた。
抜倒駆除などの手入れは必要と思うものの、樹幹注入などについては、人の出入りがあるところでは賛成できないと思った。
大阪工業大学の小川真さんのお話も聞きたいと思い何度も提案したが、土を入れ替えただけでは松枯れは防ぐことができない、ということで受け入れてもらえなかった。これまで空散というあまりにも大雑把な方法で何十年続けてきて、結局枯れたのだから、少しは違う方法も取り入れたらどうかと思うのだが。小川さんはその著書の中で出雲大社の樹齢30年ほどのマツについては、マツクイムシが原因ではなく土が踏まれて固くなったり、肥料とマルチのやりすぎ、と書いておられる。
松枯れの原因はもしかしたらマツノザイセンチュウかもしれないが、土壌や気候などいろいろな要因が絡み合っている、と考えることもできると思う。

吉田副委員長から長期戦略の案が出された。
出雲市で最終的に使える恒久的防除法は、「古損木の焼却、粉砕による駆除」だけであり、その要件として)菁、保全するマツ林内の完全な駆除ができること
⊆辺にマツ林がない状態を維持できること。
だそうだ。
その上で保全を優先すべきマツ林を湊原・八通と長浜の海岸林を重点的に決めて守るという案だった。
ただ、これまでも年数がたつと、人々の関心が薄れて古損木が放置してあってもだれも関心をもたず、農薬散布だけは、例年の行事のように行っていた、ということが続いていた。
ほんとうにこういう防除を長く続けることができるのだろうか。

国富小学校付近の空中散布の様子(平成15年ごろ)
枯れた松が多くある。



その後すっかり松は枯れた



今年の様子
放置したままだったが、自然に再生した

第4回出雲市松枯れ対策再検討会議が開催される。

開催日時  平成23年9月28日(水) 15時30分から17時30分まで

開催場所  出雲市役所6階 委員会室

議事     出雲市松くい虫防除計画区域の設定等について

 
  先日の松枯れ対策再検討会議の終了後、傍聴しておられた地元の男性に呼び止められ、私が会議中に示した写真をみせてください、と言われた。もちろん、すぐに見せて、「こうして空散を長い間してきたのですが、枯れているところが多いです」とお話しするとその方は、「私のところでは、きっちり、200メートルのところから枯れているのです」と言われた。

私のほうからすれば、毎年の高濃度有機リン農薬空散で土壌が弱っていたので、猛暑に耐え切れず、枯れた、ということなのだが、その人にすれば、ほかのところが枯れたことと自分の地域の松は違うように思えるようだ。散布を中止したから枯れた、と主張されたいようだった。

私はそれを聞いて会議中、自分なりに説明したつもりだが、伝わっていなかった、という思いに、落ち込んだ。

私の友人の中には高山幸子をはじめ、何人かの化学物質化敏症、または、それと思われる人たちがいる。そしてその数は年々増えている。
化学物質過敏症のホームページを見たり、高山の話を聞くと化学物質の中でも有機リン農薬の被曝は、当事者にとっては最も辛くなる。
空散が、まだ行われていたときには、その後、ひと月は高山は出雲に来ないように気をつけていた。もっとも今も無人ヘリの散布があるので油断はできないが。

そうした影響のある有機リン農薬が、成長期の子どもたちにどれほどの影響があるのか、大人がもっときちんと考えないといけないと思う。
実際にあの事故では、多くの子どもたちが健康被害にあったし、重症化して入院しなければならなかったのも子どもたちだった。また、それまでも、何人かの子どもたちが体調を崩したことがあり、学校や教育委員会にまで保護者の方々と出向いたこともあった。
また、地元の健康被害にあっている女性からは、「地元にいると反対とはなかなかいえなくて」と言われて切ない思いをしたこともなんどかあった。

欧米では有機リン剤の神経毒性が注目され近年増加しつつある子どもの多動性障害などとの関連も指摘されその使用について規制が進んでいるが、日本では疫学調査もほとんど進んでいない。
やっと、昨年国の食品安全委員会が情報収集をはじめたところだ。

長野県上田市では空散後、保育園の子どもたちが健康被害を受け、中には多動がみられるこどももいて、専門医で農薬を抜く治療をし、元通りになったことを上田市の講演会に参加したときに聞いた。
それについては佐久総合病院からの報告もあった。
出雲市には、農薬の微量被曝についての専門医がいない。
そうした治療を受けなければならない子どもたちもいたのではないかと今でも気になっている。
  きょう、14時から松枯れ対策再検討委員会が開催された。
はじめに、副委員長の吉田さん(元森林総合研究所九州支所長)より「出雲市マツ枯れ対策の防除技術からの解析と評価」についての説明があった。今後の防除対策としては、予防散布・伐倒焼却・チップ化・樹幹注入しかなく、それ以外の方法は、研究費がついていないため、これからも研究が進展する可能性はないのでこれまでの方法を駆使するしかないとのことだった。
実際には、出雲市では、平成20年から22年にかけて述べ52057本のマツに樹幹注入がほどこされ、4億3千万円かかっているとのことだった。
後で吉田さんは、樹幹注入しても15年ほどすればバタバタ枯れるとも言われた。(そ、そうですか・・)
また、事務局からは。防除区域を決めてほしいとの要望があった。

その後、足立委員(大社町町内会長連合会代表)からは、防除の方法に樹幹注入、伐倒駆除以外の空散が入っていない、農薬が必ずしも健康被害に直結するということはない、というような意見を出された。
それについては、片桐委員長(島根大学生物資源科学部教授)が、前回の検討委員会で安全性の確認がされていないということで空散ははずしたという経緯があると答えられた。
それに対して違う委員からは、空散は、危ないという根拠がない、高浜地区で元千葉大学教授の本山氏を招いて講演会を開催したが、氏がこの中で、2008年5月の健康被害は、イネ科の花粉と気のせい(横文字であらわすとMPIだそうだ)と話されたとの報告があった。

私は、空散の意見が出たら、必ず反論しなければならないと準備していたので、地元の人が作ってくれたパネルや健康被害調査委員会や方々から寄せられた情報をもとに意見を述べた。
なかでも力を入れたかったのは、あの事故があるまで、本気でマツを守る気があったのか?ということだ。比較するバックデータが22年度以前のものがない状態(ちゃんとしたデータもとらずに空散していた!)地元の人が作ってくれたパネルは、ヘリコプターが農薬を散布している(遥堪地区・国富地区)様子の写真だが、ヘリの下の山には枯れたマツがあるのが見える。それが少しの量ではない。
そののち、マツがなくなった国富地区は、空散も中止になり、今、自然の山が再生している。もちろんマツはないが。
また、私たちの団体では平成18年の秋に古損木が放置してあったため伐倒駆除の徹底について要望書を出している。事故が起きる前、本気でマツを守る気があったとは思えないようなことばかりだった。

また、健康被害調査委員会の結果について3論併記のみが一人歩きしているが、調査委員会では、大半の委員が農薬が原因、または可能性が高い、としたこと、特に眼科医のふたりが、普通の花粉などでみられるアレルギー以外の化学物質に起因すると思われる症状があったと言われたことも強調した。

(内心では、なぜ、医者でもない人が勝手に健康被害の原因をイネ花粉とか気のせいと決め付けられるのかわからないと怒りでいっぱいだったし、それを、地元の健康被害にあった人の話を聞くことなく、鵜呑みにされていることも残念だと思った。)

今、私が、一番知りたいのは、マツ枯れの原因が果たしてマツノザイセンチュウだけなのか、ということだ。なぜなら、昨年の猛暑で枯れたのはそれまで空散をしてきたところが中心だ。
健康被害調査委員会で、スミパインカプセルの添加剤に強い殺菌作用があり、土壌の微生物の生育・増殖を阻んでいる恐れがあることがわかった。

一昨年、前回の検討委員会で知りあった日御碕地区在住の方に案内していただいてこれまで空散してきたところなど歩いたが、散々空散した挙句、枯れたところばかりだった。5年で収束させるということではじまった農薬空中散布だが、30年散布し続けても枯れ続けるばかりだった。

このあたりで、他の面からも考えてはどうかと、出雲大社で土壌をかえてマツの再生に成功しておられる大阪工業大学の小川先生か、施工を担当しておられる出雲土建さんをお招きしてお話を聞いはどうか、と会議中、提案したが、黒田委員(神戸大学農学部教授)に広い海岸の土壌に炭をいれることはむずかしい、と即座に否定された。施工するかどうかは別として、私は、空散してきた土壌がどうなっているのか知りたいと思っただけなのだが・・・。医療で言うとセカンドオピニオンかな?
でも この黒田委員、私は、健康被害調査委員会の内容や健康被害にあった市民から聞いた話や実際の山の状態を述べただけなのにそれを「水掛け論」と言われた。確かに私自身も前回の検討委員会と同じことを言わなければならないことには辟易しているが、この前と違う委員がほとんどであるから言わなければいつまでも空散が安全だと思っている人に理解してもらえない。
 
また、私の隣の福代議員、会議が終わってから、困ったと暗い様子。もしかしたら地元のマツが枯れているのに空散ができないからだろうか。
多くの市民が健康被害にあったときの直後の協議会では姿が見えなかったのでわからないが同じように心配してくださったのだろうか。

空散について吉田さんは、過信しすぎとも言われた。
空散でマツ枯れがゼロになったことは1度もないし今の現状では、ちょっと延命できるだけ、と述べられた。これは空散の効果を信じてきた地元にとっては、確かに厳しい言葉だが、長い間マツ枯れ対策の協議会にいた私には、納得できることでもあった。
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