日記・・・身近な暮らしで

来てくださって、ありがとうございます。
暮らしの中で見たことや感じたこと、考えたことを
私のメモのつもりで書いています。

  NPO法人チャイルドラインしまね公開講座第1回目が、開催された。

 以下は、講座で私がメモしたものや天野さんが用意してくださった資料からまとめた。

【天野さんのお話】
 子どもの遊び場を見ていたら、子どもは、大人が遊んではいけないと思うような工事現場などで生き生きしていることに気づいた。世田谷の遊び場がはじまって32年。そこの遊び場に置いてある道具は、ノコギリやカナヅチ、ツルハシなどは、通常の遊び場には置いていないような道具だ。また、かまどで火を焚いたりする事も出来る。かといって、特別な場所ではなく、いつでもだれでもこれる遊び場になっている。遊具も作ったり、壊したりで形を変えている。手作りの遊具ももって2年。表からは見えないが、住民が管理している。子どもがやりたいことをやれば、危険と紙一重。行政が管理するとこうした遊び場は実現できないと思う。実際は、行政と住民との共同作業で運営しているが、日常的には住民が管理している。プレーリーダーは大人だが、子どもの遊び場に指導者はいらない。大人が指導者になると大人が主役になってしまう。
世田谷には、こうしたプレーパークが4箇所ある。
チャイルドラインも発祥の地は世田谷だった。
1998年、ひとりの中学生がいじめによって自殺した。その後も立て続けに起こっている。
いちばん小さい子どもは7歳だった。7歳の子どもがいじめによって自殺する。遊び場ではほとんど,いじめを見ることはない。時には、学校のいじめをひきづって来る子どもたちもいることがあるが。
このことによって、遊び場にこれない子どもたち、外にSOSを出す力もないこどもたちのためにチャイルドラインを立ち上げた。
自殺の問題も子どもの関係性の中で起こっている。それぞれの立場をを批難するのではなく、お互いできることをしようということで、世田谷で3回のシンポジウムを開催した。現世田谷区長の保坂さんがイギリスを訪ねたときにチャイルドラインを知る。その後、自分たちでイギリスに行き、研修を受けた。イギリスは、1997年のときで、6億円の資金と1000人のボランティアで運営されていた。BBCテレビ(日本で言うNHKのようなテレビ局)で虐待を取り上げていてBBCテレビと連携して子どもの専用電話をはじめる。そのときにたくさんの電話がきたことから、続けることになり、チャイルドラインがはじまった。
世田谷では、1998年3月、2週間ほど、24時間体制ではじめた。1069件の電話を受け、取れなかった電話は、その3倍にのぼった。聞いてもらえてよかった、という子どもの反応があったり、中でも印象的だったのは、学校に行く前に「行って来ます」という電話をかけてくる子もいた。「行って来ます」と言う相手がいないが、でも、誰かに言いたい子どもたち。悩みの電話だけでなくこうした電話にも手ごたえを感じた。ただ、さみしかっただけなのに、相談電話、とすると悩みを聞きださなければならなくなる。子ども専用の電話にしたこともよかった。大人の話を聞いてから子どもの話を聞くと大人目線になりがちだからだ。たとえば「いじめって楽しいよね」と電話がかかってきたとき、つい説教をしたくなるが、そのときに「どう楽しいの?」と聞くことでその子の気持ちに寄り添うことができる。いじめている子は、虐げられているからいじめる。大事にされてきた子はいじめはしない。
国の中教審の委員をしていたことがあるが、そうした会議ではしつけでいじめは、やってはいけないこと、と教えようとする考えになりがちだが、どのこも、いじめはしてはいけないこと、ということはわかっている。それでもかくれていじめるのは、その子自身が虐げられてきたからだ。
大人の価値観を捨てないと子どもの声は聴けない。
目の前にいる子どもは、顔や姿が見えるが、電話ではわからない。声のやり取りだけでどれだけの
ことができるか、電話の受け手は、遊び場のプレーリーダーとも似ている。子どもの気持ちが荒れていると遊びも荒れる。多少の悪もOK。光が強ければ、影も濃くなる。愛情深いと嫉妬深い。
いじめ、いじめられの関係があっても、いじめた側が、相手がどんなに傷ついているか気づき、本気で
謝れば解決する。大人は、人間関係の修復は下手だが、子どもは修復がうまい。子どもは時に迷惑を
かける。そのことは、人との関係を深めている。迷惑をかけない、ということは、人との関係をもたなくなることになる。
子どもが大好きなのは、危ないこと。子どもはやったことないことだらけ。歩き始めて、ころんで危ないからと歩くのをやめたら、歩けない。やったことがないことをやるのだから危ない。プレーパークでけがをするのは、はじめてくる子や、来て間もない子に何件か起こる。危険を察知できない。自分で自分を守ることができる、自分で限界をキャッチできる子は、人の限界もキャッチできる。ナイフでも小さい頃から使っている子は、ナイフを道具だと知っている。大きくなってから体験するナイフは武器になる。
幼児は、幼児の体力に見合った怪我しかしない。
「遊育」は、遊びながら自分で育とうとしている。他人による評価がきかない。「今日面白かった」「つまらなかった」と実感すること。遊びをプログラムすることは、できない。
「教育」は大人がやりたがる。教育は大人が決めた評価ができる。夏休みの計画なども、子どもには計画どおりにすることはむずかしい。子どもの予測できる範囲は3日。子どもは成長が早すぎるので
今は今しかない。今、と言う瞬間を生きているから、冒険的。
おもしろそうだから、やってみる、情動は不変。そうした体験がなく、快、不快を感じなくなると関心を持たない、物事を決める力がなくなり、意欲がなくなる。快は、意欲の原点であるからここを大事にする。
チャイルドラインの電話や遊び場で善悪を言うのはナンセンス。大人のしきたりに従わせようとするこの社会に居場所を作れるのは大人だけ。人の家に招待されて「この家のしきたりに従え」、といわれるより「自由にしていいよ」と言われたほうが居心地がいいのと同じように「(大人が作った社会に)よくきたね、好きなようにしてね」と受け入れる姿勢が大切だ。



2012/08/03 (金) 15:30 | チャイルドライン
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天野秀昭氏講演会(受け手養成講座第1回)

子どもの育ちを一緒に考えてみませんか
子どもはおとなの育ての親

日時 7月16日 (月/祝)
     13:00〜16:00 講演会と茶話会  (受付は15分前からです)
会場 城西公民館  参加費:500円
主催:天野秀昭氏講演会実行委員会
  (チャイルドラインしまね 城西プレーパーク実行委員会)
後援:島根県 島根県教育委員会
申し込み/問い合わせ チャイルドラインしまね(24-9318 高山)

この講演会は平成24年度チャイルドラインしまね受け手養成講座第1回を兼ねます 


「2012年チャイルドラインしまね受け手養成講座」のご案内

チャイルドラインは、18歳までの子どもがかける専用電話です。
チャイルドラインしまねは、子どもの声に耳を傾けるボランティア「受け手」を募集します。
  募集人数:10名(19歳以上)
  受講費用:5,000円(テキスト代を含む)学生は3,000円
  応募締切:平成24年7月13日(金)
  連絡・問い合わせ先:高山幸子 alfalfal@mable.ne.jp  Tel&Fax 0852-24-9318

公開講座:第1回〜第5回
  どなたでも参加できます。当日受付可能です。 参加費:1講座 500円
公開講座
1回 7/16(月/祝) 13:00~16:00 城西公民館
  子どもの育ちを一緒に考えてみませんか?
「子どもはおとなの育ての親」 NPO 法人日本冒険遊び場づくり 協会 
  副代表 天野  秀昭 氏

2回 7/21(土)10:00~12:00 いきいきプラザ
 チャイルドラインとは チャイルドラインしまね
  理事長 高山 幸子 氏
3回 7/21(土) 13:00~15:00 いきいきプラザ
  ちょっと気になる子どもたち 島根県自閉症協会
  会長 白川 英代 氏
4回 7/22(日)10:00~12:00 いきいきプラザ
  役割をになう子どもたち
  〜家族と学校の期待に葛藤する子ども〜 小村臨床心理士事務所
                            小村 俊美 氏
5回 7/22(日) 13:00~15:00 いきいきプラザ
  子どもたちの心とからだの声を聴こう 島根大学保健管理センター
                           河野 美江 氏
非公開ワーク
6回 8/5(土)10:00~12:00 いきいきプラザ
  「聴く」ことのワークショップ
  〜傾聴の気持ち〜 小村臨床心理士事務所
  小村 俊美 氏
7回 8/5(土)13:00~15:00
8回 9/2(日)10:00~12:00 いきいきプラザ
  電話を受けることを想定してのワークショップ 1
    NPO法人ひろしまチャイルドライン子どもステーション
  理事長 上野 和子 氏
9回 9/2(日)13:00~15:00
  電話を受けることを想定してのワークショップ 2



2012/07/05 (木) 20:29 | チャイルドライン
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  チャイルドラインしまねの電話受け手養成講座、第5回、第6回が開催された。

第5回は、「子どもの心とからだの声を聴こう」の演題で、講師は島根大学保健管理センター、河野美江さん。

 河野さんは、大学や病院で若い人たちと関わりながらわかったこと、感じたことなどから現状を中心にお話された。
若者の性を取り巻く状況は、少しづつ、変わってきている、20歳未満の妊娠中絶率は、全国的にも島根県内でも減少の傾向にある。異性とつきあう以前の状態の若い人がいる一方で、性行動が低年齢化している現実もある。
性を育むために、大切なことは、
ー立:・性行動の選択をするときに、より賢明な行動ができるようにする。
      ・ひとりで生きていく能力を養う。

共生:・二人でいい関係を創っていける能力を養う。
      ・他人と生きていく能力を育む

2奮悄А事実、真実、現実に基づいていること。
       ・性器の自己管理、妊娠、避妊、性感染症の正しい知識

た邑◆А自らの性や相手、他人の性を人権として尊重する。
     ・売買春、セクハラ、性的虐待、マイノリティとの共生
      ・差別と偏見をなくす。

河野さんは、松江市内外の学校の性教育の講演をすることもあるが、性教育で使えない言葉があったり、性教育を指導、という「上から目線」で考えている現場もあり、教えておきたいことが思うように伝えられずもどかしく思うこともあると話された。
講座の後半は、先生を囲み、電話で性の相談があったときの対応の仕方などを具体的にお聞きした。

 第6回は「ちょっと気になる子どもたち」の演題で講師は島根県自閉症協会代表の白川英代さん。
自閉症の子どもたちのDVDを見た後、自閉症を含む発達障がいについてお話を聞いた。

平成17年4月に発達障がい者支援法ができ法に基づいた取り組みがスタートした。「発達障がい」を「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障がい、学習障がい、注意欠陥他動性障がいその他これに類する脳機能障がいであってその症状が通常低年齢において発現するもの」と定義し、支援の対象となった。県内では東部では出雲さざなみ学園内のウイッシュ、西部では浜田こくぶ学園のウインドが相談を受けている。
自閉症のよく見られる様子は、想像力の障がいとそれに基づくこだわり行動、コミュケーションの障がい、社会性の障がい、その他感覚の障がいや知的機能のアンバランスなど。
かかわりかたのポイントは、
・刺激を取り除き、落ち着ける環境を用意する
・ことばかけをゆっくり短く統一してシンプルにする。
・活動の流れを絵や写真を使って視覚的に伝える
・活動の区切りを明確に伝え見通しを持たせる
・課題に楽しく取り組み達成感が味わえるくふうをする
・パニックには「しからないが譲らない」と言う姿勢で冷静にたいおうする
・好きなことから興味の幅を広げる手助けをする
また、ADHD(注意欠陥他動性障がい)のよく見られる様子は衝動性、注意散漫、多動性があげられる。
かかわりかたのポイントとしては、
・焦らずにおおらかな心で見守る
・絵カードなどを使い視覚に訴える
・見通しが持てるような伝え方をする
・思い出し気づかせることばかけをする
・漠然とした表現はさけ具体的なことばで伝える
・刺激を少なくし集中しやすい環境を作る
・スモールステップで少しづつ課題に取り組めるようにくふう・配慮する
・成功体験を増やし褒めることで自信を付ける
・くどくど叱責しない・注意は短く具体的にする
・褒めるときにはみんなの前で褒め注意が必要なときには個人的に注意する


2011/10/31 (月) 21:37 | チャイルドライン
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  チャイルドラインしまねの電話受け手養成講座の第3回、第4回が開催された。

第3回は 「最近の子どもの虐待から見えてくる保護者の抱える問題」の演題で出雲児童相談所所長、石橋昌彦さんのお話を聞いた。

虐待は、身体への外傷などの影響はもちろん、発育の不良、知的な発達の遅れ、情緒の不安定、対人関係の不安定さ、落ち着きがない、他動、非行、自傷など様々な問題が起こりやすくなり、その子の成長を妨げることにつながる。また、命を失う危険もある。児童虐待相談の件数は、全国的には増える傾向にあるが、島根県内では、この3年では、少しづつ減っている。(島根県内4児童相談所+市町村・・・H20年319人・H21年251人・H22年233人)
国の社会保障審議会専門部会第6次の報告では死亡した子どもの年齢は、0歳児が心中以外では39人と他の年齢がそれぞれ0から8人となっているのにくらべて圧倒的に多くなっている。
虐待する人の成育歴の調査では、虐待された経験のある項目ががもっとも多くなっており、また、DVの加害者、被害者も養育者が抱える問題として最も多くなっている。
これに対して島根県でもDV対策基本計画の見直しをしたり、デートDVなどについての啓発の強化などの取り組みがされている。
また、児童相談所では、子ども本人が保護者からの虐待を訴えてきたり、保護を求めてきた場合には、「極めて切羽詰った状態で救助をもとめている状況」と受け止め、早急に対応すべきレベルのケースとして考えている。ただ、保護者からのさらなる虐待をおそれて電話を途中で切ってしまうこともある。
もし、虐待と思われる相談を受けた場合は、勇気を出してよく電話をかけてきたことをまず、伝え、次に話の矛盾や混乱があっても、子どものつらい思いや不安な思いに寄り添いながら子どもの話を傾聴し、その上で、児童相談所や市町村の対応窓口へきちんとつないでくれる、身近で信頼できる学校の先生などへの打ち明けをぜひすすめる、ことを最後にお聞きした。

第4回は、「外向きの心、内向きの心」の演題で臨床心理士 小村俊美さんのお話を聞いた。

お話の最初に、東北に支援に入ったことについて報告があった。
神戸の震災以来、子ども、特に学校への心理カウンセラーの配置などが強化された西日本にくらべて東日本は、整っていないという現状があった。地震後もその部分の対応が遅れているという印象だった。大災害のときに、学校がしなければならないのは、急性ストレス反応からPTSDに移行しないために子ども、保護者、教師に、それぞれの対応について起こりうること、それの対応などについての心理教育が必要、ということだった。

その後、テーマである不登校引きこもりについてについてのお話を聞いた。

不登校について、これまで捉え方もいろいろ変わり、そのたびに、学校現場の対応も変化してきた。「不登校=学校に行っていない状態」なので、優等生の息切れや辛いことから逃避するタイプの登校拒否だけでなく、精神病初期・親も子も学校に魅力を感じない積極的拒否・非行の子・ネグレクトも表面的には不登校。家庭の問題を含んだ不登校も最近は増えている。また、学校は、たとえると、背の高いものにも低いものにも同じ高いところに釘を打つことを要求し釘に届かない背の低い子どもたちがつらくなっていたり、そのまわりの子どもたちも厳しい状況におかれている。

子どもの情緒発達のためには、赤ちゃんのときにしっかり抱かれる、失敗したときにも誰かが暖かく見守っているなどの育まれ体験が基礎となるが、児童虐待やDV、子どもはこうあらねばならないなどという強い規範性と支配がそれを拒むことになってしまう。
思春期は自己変革の時期であり、自立と依存の異なる課題に直面する時期でもある。
自意識過剰や、親を否定する、社会否定、社会規範とのたたかい(ちゃんとする、というルールの否定→服装などにあらわれる)を経て自己から脱皮したり、自尊感情や自己愛性を獲得できる。
このとき、母親がDVを受けていたり、虐待を受けていたり、立派すぎる親がいたりすると安心して否定できなくなる。

子どもたちのつらい思いを聞くときには、・ゆっくりと ・話を折らない ・対比しない ・感情を受け止める ・罪悪感を取り除く などにこころがける

第3回の様子


第4回の様子




           


2011/10/24 (月) 09:28 | チャイルドライン
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  きょうはチャイルドラインしまねの受け手養成講座の1回目(午前)と2回目(午後)があった。
演題は「子どもの権利とおとなの果たす役割」(午前)「チャイルドラインとは」(午後)
講師は、チャイルドライン支援センター副代表で早稲田大学文学学院教授の喜多明人さん。

喜多さんは、長い間、子どもの権利条約ネットワークの活動をしてこられたが、事務局は、交代で子育て中のお母さんが担ってきた。そのお母さんに地道な活動を続けているのはなぜかと、聞いたところ「わたしは、子どもの権利条約に救われました」との答えが返ってきた、子どもは、放っておいても育つ、親がすべてを背負うことはない、子どもを信頼して任せる、ことを子どもの権利条約から学び、それからは、子育てが楽しくなったそうだ。


また、日本の子どもたちの自己肯定感が低いのは、大人社会が、子どもは教えて育つ、という呪縛から逃れられず、その子自身の育つ力を信じ、自分らしく生きることや、子ども自身が自分育ちするための支援ができていない。また、教えられて育つ部分が大きくなり、自分で育つ部分が小さくなっていることが、今の子どもの問題につながっていることなど話された。

こどもの気持ち・意見により添えない大人社会のままなら、子どもたちが肯定できる自己の獲得がむずかしくなる。child rightsは、「子どもの権利」と訳されているが正確には、子どもとして当たり前のことを認めていく、ということだそうだ。

喜多さんの資料より(青い文字)
2007年6月7日、警察庁のまとめによると、昨年1年間に全国で自殺した人のうち「学生・生徒」886人、統計を取り始めた1978年以降、最多を記録、しかもその中の小中学生の自殺は95人(小学生14人、中学生81人ー前年比15人増)と100人近くにのぼっています。上記のようないじめ自殺、青少年自殺の増加をもたらした原因の一つとして、子どもの自己肯定感の極端な低下、「落ち込み」があることはいうまでもありません。文部科学省が2002年度実施した「児童生徒の心の健康と生活習慣に関する調査」では、「私は自分に価値がないか他人より劣っていると思う」を選択した中学2年生が男女ともに87%(やや当てはまるを含む)「私なんかいないほうがよいと思う」に当てはまると答えた中・高校生は25−30%、4人に一人にのぼっています。


午後は、チャイルドラインについてお話を聞いた。
子どもの気持ちに寄り添い子どもの声を徹底的に受け止める活動としてのチャイルドラインは、自己肯定感が低い日本の子どもたちに受容する存在として大きくなっているが、今後はヘルプラインとしての見直しも必要ではないかと提言された。
チャイルドラインの特徴=安心して自分を出し話せること。
親子関係では虐待が深刻化し、虐待の温床としての「親の体罰」を含む体罰禁止法の制定と国連勧告。体罰禁止法は2008年現在で北欧をはじめ24カ国が制定。
友達関係のストレスもある。
平成21年に施行された子ども若者支援法は、従来の青少年健全育成とは違う考え方なので、自治体にも発想の転換が必要。
基本的な方針
(1)子ども・若者の最善の利益を尊重
(2)子ども・若者は、大人と生きるパートナー
(3)自己を確立し社会の能動的形成者となるための支援
(4)子ども・若者一人一人の状況に応じた総合的な支援を社会全体で重層的に実施
(5)大人社会の在り方の見直し







2011/10/02 (日) 21:11 | チャイルドライン
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  平成23年度、電話受け手講座が以下のように開催される。

第1回公開講座  主催:NPO法人チャイルドラインしまね
            後援:島根県・島根県教育委員会

 講師:喜多 明人氏(チャイルドライン支援センター副代表)
 
 テーマ 「子どもの権利と大人の果たす役割」
 
日時:10月2日(日)午前10:00〜12:00
 場所:島根県民会館
 参加費:700円  どなたでも参加できる。
 
【喜多明人さんプロフィール】
  1949年東京都に生まれる。早稲田大学文学学術院教授。日本教育法学会理事、同学校事故問題研究特別委員会委員長。日本教育政策学会理事。子どもの権利条約総合研究所代表。
子どもの権利条約ネットワーク代表。
子どもNPOセンター理事。チャイルドライン支援センター副代表。
めぐろチャイルドライン代表。
1994年に日本も批准した国連・子ども権利条約では、子どものアイデンティティの権利、子どもの人間としての意思・意見を尊重する権利、遊びや盆課の権利など、こども・若者の自己形成への権利を保障することがうたわれています。喜多明人さんは、このような条約の理念を生かしてまわりに気を使いすぎて「偽りの自己」を形成し、自分を見失いがちな子ども・若者への敬称と自分作りへの支援をしておられる。

主な著書
「子どもの権利条約ガイドブック」(日本評論者、共編、2011)
「意見を言ってまわりも自分も代わる」(ポプラ社)
「わたしの人権みんなの人権」(3巻、2004)
他著書多数


チャイルドラインしまねでは、23年度受け手養成講座の受講生を募集している。
受講費用:一般/5,500円
       学生/3,500円 (テキスト代)
募集定員:30名
応募締め切り:平成23年9月28日(水)

平成23年度受けて養成講座日程・内容

第1回 10月2日(日)10:00〜12:00 「子どもの権利と大人の果たす役割」
        公開講座 講師 チャイルドライン支援センター 喜多明人氏

第2回 10月2日(日)13:00〜15:00 「チャイルドラインとは」
        公開講座 講師 チャイルドライン支援センター 喜多明人氏

第3回 10月23日(日)10:00〜12:00「最近の子どもの虐待から見えてくる保護者の抱える問題」      公開講座 講師 出雲児童相談所 所長 石橋 昌彦氏

第4回10月23日(日)13:00〜15:00 「外向きの心、内向きの心」
        公開講座 講師 臨床心理士 小村俊美氏

第5回10月30日(日)10:00〜12:00 「子どもたちの心とからだの声を聴こう」
        公開講座 講師 島根大学保健管理センター  河野美江氏

第6回 10月30日(日)13:00〜15:00 「ちょっと気になるこどもたち」
        公開講座 講師 島根県自閉症協会 会長 白川英代氏

第7回 11月3日(木)10:00〜12:00  第8回 13:00〜15:00
        「聴くことのワークショップ〜傾聴の気持ち〜」
      ワークショップ  講師 臨床心理士 小村俊美氏

第9回 11月19日(土)10:00〜12:00 第10回 13時〜15時
         電話を受けることを想定してのワークショップ1
         電話を受けることを想定してのワークショップ2
           講師  NPO法人ひろしまチャイルドライン子どもステーション
            理事長 上野和子氏 
 

会場    第1回・第2回  島根県民会館  303
      第3回・第4回  いきいきプラザ 301
      第5回・第6回・いきいきプラザ 404
      第6回〜第10回 いきいきプラザ 401

    連絡先 メール child_shimane@yahoo.co.jp
          電話 0852−24−9318
            


2011/09/14 (水) 19:53 | チャイルドライン
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 きょうは、チャイルドライン公開講座が開催された。

午前中は、「児童虐待の現状とその対応」
講師は、島根県中央児童相談所、相談支援グループ課長佐々木雅仁さん

午後は、「ちょっと不思議な子どもたち」の理解と支援のために
講師は、島根県自閉症協会会長白川英代さん。

児童虐待とその現状では、虐待には「身体的虐待」「性的虐待」「ネグレクト」「心理的虐待」があり、島根県内でも年々増えている。
発生する背景に、母親が孤立していて助けを求めにくい、経済的に不安定、夫婦関係の不安定、保護者の生育暦、育てにくい子どもなどさまざまであるが、社会的に見ると、政治が、変わり弱い立場に厳しくなるとそういう影響を受けやすい状況がある、ということだった。

政治の影響をモロに受けるのが、そうした弱い立場にいる子どもたちなら、現場でそれを感じている人たちには、もっと大きな声でそれを届けてほしいと思った。
虐待で命を失ったり、取り返しのつかないほどのこころの傷を負う子どもたちが、今もどこかにいて助けを求めている。
児童相談所だけの権限を強化してそこにオンブに抱っこで政策的に動いていなければ何も解決しないと思った。

午後のちょっと不思議なこどもたちの理解と支援のためにでは、自らも自閉症のお子さんを育てられた白川さんのお話だった。
自閉症は、その理解が深まれば対応しだいで、困難な状況を克服できることを具体的に説明された。

自閉症に共通する特徴は、
ー匆饑の障害・・いつどこでなにをしていいのかわからない。
△海世錣蟾堝亜ΑΑλ萋の生活に無数のこだわり
コミュニケーション障害

視覚的に声をかけると、理解しやすくたとえば、ドアを開けっ放しで行こうとしたときに「開けっ放しでいっちゃだめ」ではなく「ドアをしめて」と言ったり、「走っちゃだめ」ではなく「歩きましょう」と言い方を変えると伝わる、と言われたのは、自閉症のこどもでなくても、そういわれたほうが受け入れやすいかもしれないと思えた。
また、たくさん言葉をかけてください、とか読み聞かせがいいと言われがんばったが、多くの言葉を本人にかけると、混乱した、と言われた。
このことも、私には、共感するところがあった。

自閉症の場合、見た目には、わかりにくいので理解を得るのがむずかしい、と言われた。
確かに、自閉症協会で作られたDVDを見せていただいたが、こうしてみてはじめていろいろな困難や彼らのこだわり、そのこだわりとの付き合い方など、その一端であろうけれども理解できた。

そのDVDの中の家族からのメッセージがあった。

・家族の中で、地域の中で喜怒哀楽をともにする
・個性として受け入れる
・その子にあった適切な療育やトレーニングが非常に大事
・このままでも生きていける社会になればいい
・自閉症を理解している人が伝える
・地域の支援体制を整える

このひとつひとつは、こどもを持つすべての保護者の願いでもあると思った。



2010/09/19 (日) 19:58 | チャイルドライン
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8月22日付け「チャイルドライン公開講座」の内容に誤りがありましたので、訂正とお詫びいたします。

 >日本政府は、電話の通話料だけで7000万円かかっているのに、300万円しか負担していない。
(70団体で割ると42000円!)


電話代7000万円はイギリスのチャイルドラインのものでした。

日本は、昨年5月にフリーダイヤルにしてから、11ヶ月で1600万円だそうです。



2010/09/15 (水) 17:41 | チャイルドライン
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 きょうは、松江市のいきいきプラザで、チャイルドライン公開講座があった。
講師は、NPO法人ひろしまチャイルドライン、子どもステーション、理事長 上野和子さん。

演題は、午前は、「チャイルドラインとは」
     午後は、「チャイルドラインに届いた子どもの声から考える、大人のあり方」

以下は、上野さんのお話から・・・

チャイルドラインは1970年代にヨーロッパではじまった。日本は、1998年にイギリスの
チャイルドラインにならって設立された。現在41都道府県に70団体が開設しており、チャイルドラインしまねもそのひとつになる。

2009年度、全国で受けた子どもからの電話は、243,281件で、そのうち、会話が成立したものは、79,229件。
会話が成立しなかったものには、ほんとうにかかるのかためしにかけたもの、いたずら、など。
チャイルドラインでは、会話が成立しなかったものも含めて開設時間内に電話に出ることが
子どもたちとの信頼を築く1歩と考えている。

チャイルドラインとは
   ・18歳までの子どもがかける専用電話
   ・「子どもの権利条約」に基づいて設置された電話
   ・子どもに主導権がある電話
   ・子どもを丸ごと受け止め「心を聴く電話
   ・匿名でかけられ、秘密は絶対に守られる電話
   ・お説教したり指示をしないで聴く電話
   ・電話線一本でつながる「心の居場所」
   ・民間の非営利活動団体が設置する電話

イギリス政府は、チャイルドラインに届いた子どもたちの生の声を政治に生かしている。
16億円の経費のうち3億円を国が負担し、12億円は、企業や国民からの寄付、1億円は自主事業からの収入だ。経費がかかっているのは、有償のボランティアであることと、長い時間開設していることによるものだそうだ。

これにくらべて日本政府は、300万円しか負担していない。
(70団体で割ると42000円!)
そのため、電話の受け手、支え手、運営スタッフは、無償のボランティアだ。
それどころか、交通費などすべてが自己負担。

きょうの講演でもこどもに寄り添う活動が日本では、認められていない現状を知ることができた。

午前の講演の最後に上野さんが、まとめられた「日本の子どもたちの今

★虐待・・・・3日に一人が虐待死(厚生労働省 2006)
★孤独・・・・世界第1位30%の子ども(UNICEF)
★自殺・・・・1日に1.4人(警察庁2007)
★うつ病・・・中学生の13%がその傾向(北海道大学医学部)
★貧困率・・・7人に一人が貧しい家庭(OECD2008)
        OECD中ワースト第4位15.7%
        母子・父子家庭は、58%(加盟国中1位)





2010/08/22 (日) 20:35 | チャイルドライン
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 グリーンコープ島根で注文していた「子どもの声に耳をすませば」が届いた。
副題は、電話でつくる<心の居場所>とある。チャイルドライン支援センター編、岩波書店。
子どもたちからの電話をボランティアの受け手のスタッフが聞く「チャイルドライン」について書かれている。
たくさんの子どもたちが、友達にも親にも先生にも言えないlことを受話器を通して大人たちに
語りかけている。
子どもたちの声に耳をすます、という課題は、居場所であるぷらりねっとにも共通している。
利用者のひとりひとりと向き合う時に、どれだけ、相手の声に耳をすますことができたか、毎回、振り返り、不十分だったのではないかとの思いが心に残る。

電話でこどものこころを受け止める、この活動が日本ではじまって今年で10年になるそうだ。
ヨーローッパではすでに1970年代からはじまっていたらしい。
チャイルドラインでは、4つの約束を子どもたちに示している。

.劵潺弔麓蕕襪
△匹鵑覆海箸任皸貊錣帽佑┐
L樵阿聾世錣覆てもいい
だ擇蠅燭い箸に切っていい。

,鉢△蓮△廚蕕蠅佑辰箸任眤臉擇砲靴討い襪海箸澄

これを読んでも、子どもが大切にされない日本の姿が見えてくる。
子どもの声に耳をすまし、その声を宝としてこどもの生きにくい現実を社会に伝えようとする
チャイルドラインの活動にひとりでも多くの人の力が集まってほしいと思った。

チャイルドライン島根は、
こちらから
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