新しい年度になって、協議会の委員も更新されたが、公募委員の3人は私を含めて変わらなかった。
それ以外は、24の地区や団体の参加があった。
主な議題は、「島根原発3号機の新規制基準に係る適合性申請について」
3号機は、平成17年12月に着工して設備のほとんどができていたが、福島の事故で運転開始は未定の状態になっている。
原子炉型式は、改良型沸騰水型(ABWR)、現在適合性審査申請準備中だ。
5月22日には、出雲市新規制基準への適合性申請に係る報告、5月23日、中電による自治体向け説明会、そして、きょうこの協議会の開催。
今後は、6月7日島根原発視察(藤川副市長、出雲市議会8名)6月8日、出雲市原子力顧問会議、6月11日、出雲市議会、全員協議会
となっている。
中電側の説明の後は、質疑応答だった。
公募委員のうち一人の方が最初に挙手された。
?5月22日の申し入れに関して驚いている、報道を見てもなぜこんなに急ぐのかという報道が多かった。なぜこんなに急ぐのか?
?稼働に関する事前了解について出雲、松江以外の島根鳥取両県の5市にも権限を与えてほしい。再稼働に対して何も言えないのは
理不尽だ。
中国電力側の答えは、電気の安定供給のためにに原発が必要であることと、稼働するまでに長期間の準備が必要だから。
周辺自治体について安全協定は同様な内容であり誠意をもって相談をしている。
2番目の質問者も公募の方だった。
?福島の事故から7年たっているが、まだ、緊急事態宣言中だ。そんな中での新設、再稼働に疑問だ。
?福島が起こる前に着工されたものだから、基礎的な部分は福島を想定していない。
?5月の中頃、福島第一原発の裁判があり、規制委員会の島崎さんの意見は圧力で報道されなかった。
?放射性廃棄物の問題もある。セシウムもプルトニウムも300年とか100万年とかの単位で管理しなければならない。
3番目の方は、女性団体の代表の方だった。
?経済より安全を重視してほしい。
?構造の問題
?住民説明会にはより多くの人々が参加できるように工夫してほしい。
4番目は私が挙手した。
?今の状況で稼働はあり得ない。
?使用済み燃料をより安全な乾式貯蔵にしてほしい。
それぞれの回答は、今までとは、変わらず、具体的なことを聞くこともできなかった。
丁寧な言葉遣いだけど、中身がない、というか、例の「前向きに検討します」というようなその場をやり過ごす感じだった。
乾式貯蔵については、中国電力は、有効な手段と考えているが、島根の場合まだ検討に入っていないとのことだったので
有効だと考えておられるのに検討されないのはなぜかと再質問したところ、国の核燃料サイクルに従う立場、との回答だった。
立場、、、が大切らしいことは、わかった。で、住民の安全は、そのあと?
今日の質問者は、その4人以外いなかったのに、議長である市長は最初に質問した人に手短にと指示。
まだ、はじまったばかりでたくさん時間はあるのに手短にと言われてなんとなく気まずい雰囲気。
そのせいか、いつもの4人以外の質問者は、ゼロ。
こんな重い議題で手短に言うことは、むずかしい。何度も聞いたり、聞き直したりしてやっと納得できるというのに。
結局、予定の時間よりも15分も早く、終了した。
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1.日時 平成29年6月2日(金)10時~11時30分
2.場所 出雲市役所 本庁1階 くにびき大ホール
※傍聴できます。
中国電力からの1号炉の廃止計画の申請に対して4月19日に原子力規制委員会から認可があったそうです。
会議ではこれについて意見を求められるようです。
心配なのは、会議のたびに、不具合の報告があることだ。
今回は、中央制御室空調換気系ダクトの腐食とアクセスホールカバー取付溶接部のひびについて説明があった。
2号機の再稼働、果たして大丈夫なのか?
使用済み燃料の行先も含めて、不安は、大きくなるばかりだ。
また、平田地域自治協会連合会の方からの質問では、10キロ圏内も含む平田地区では、県道431号線で避難することになっているが、避難道路、手段が曖昧であることや 避難先の荒木地区との連携が進みつつあるものの一層の強化が必要であることなど話された。
空家対策でIターンを検討されていた県外の方が原発から近いということで移住を断られた、ということも聞き切ない気持ちになった。
私もいくつかの質問をした。
島根県原子力安全課へは、モニターの機器の高さを子どもたちの行動も考慮し低い位置にも設置してほしいと要望した。
また、中国電力には、現在、燃料プールに使用済み、使用前燃料が、保管してあるが、より安全と言われている乾式での保管にはできないか?と質問したが、即座にできないとの回答がきた。再度質問したところ、使用済み燃料227体は、平成30年度稼働予定の
青森県六ケ所村の再処理施設に送る予定とのこと。ほんとうに再処理施設は稼働できるだろうか。
未使用の燃料の保管も含めて、より安全な保管方法に変更してほしい。
原子力防災では、小さな子どもを持つ保護者の方に安定ヨウ素剤について、その必要性、有効性を知らせてほしいこと、事故が、この冬のような大雪のときに
起きたらの想定も必要では?など伝えた。
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山本太郎議員の質問はわかりやすい。
以下は、転載。
山本太郎議員質問「今日は批判ではなく、政権の今までのお仕事を肯定的に振り返り誉め殺し気味に質問致します。政治の使命はこの国に生きる人々の生命財産を守る事、そう考えます。安倍総理は誰の為の政治を行っていらっしゃいますか!?安倍総理はキッチリとお仕事をされております」
「庶民を犠牲にして大企業を儲けさせる。そのご活躍振り歴...代の総理大臣を見てもNo.1です。庶民から搾り取った税金で庶民への再分配は最低限に抑え、真っ先に手当をするのは選挙や権力基盤作りにお世話になった経団連大企業や、資本家・高額納税者へのご恩返し。トコトン美味しい減税・補助金メニューを提供。一方で派遣法改悪、働く人をコストとして切り捨て安くするルール改正などを取り揃える。お陰で上場企業は、あのバブルの時よりも儲り過去最高益。一方で中小零細企業の解散休業は過去最高。見ているのは大口の支持者のみ。正に大企業ファースト!これぞ額に汗を流す政治家の鑑ではないでしょうか!!」
「子どもの貧困問題を人々の善意で解決しようというウルトラCは、安倍総理が薄情で指導者の器が無い!のでは無く、総理はただ興味が無いだけなんです。今まで国会やメディアで取り上げられてきた厚労省の国民生活基礎調査では無く、違うデータを持ち出して総理は子どもの貧困率が低下したと演説されました。持ち出したのは総務省の全国消費実態調査。この調査は非常に面倒な作業を対象者に求めるもので、お金と時間に余裕のある人しか中々対応する事が出来ず、低所得者層の実態をしっかり反映しづらいという傾向があると言われます。厚労省の国民生活基礎調査では、子どもの貧困率は16・3%。今年最新のものが発表される予定ですが、この調査でアベノミクス効果により子どもの貧困率がどれ位下がるのか?総理の予想値を聞かせて頂くと共に、子どもの貧困改善の数値目標をお答え下さい」
「ここ数年奨学金問題非常に大きくなってきております。OECなどの先進国グループの中で、教育に最も金を出さないドケチ国家の第2が日本なんです。個人消費を引き上げる意味でも、少子化問題を改善する意味でも奨学金という名のサラ金地獄から対象者を救い出す必要があるのは言うまでもありません。新たな奨学金国債を発行して借り換える。マイナス金利に合わせて過去の有利子奨学金を全て無利子に転換する。などは勿論やりません!何故国がサラ金の様なシステムで若い人を苦しめるのか!?奨学金の利息収入は年間390億円程、奨学金の延滞収入は年間40億円程。これらで金融機関を潤わし、取り立てを行う債権回収会社に対して手堅い仕事を提供する。若い者達の未来には投資をしない。企業の為だ。若い内の苦労は買ってでもしろ!安倍総理の親心ではありませんか!!」
「安倍政権になってからは、正規の雇用は36万人減って非正規は167万人も増えています。ですが安倍総理は以前正規の雇用が増えていると仰っていました。確かに2015年労働力調査を見てみると正規では前年比で26万人増えています。正にこれこそがアベノミクス効果ではないですか!?この正社員26万人の内25万人は介護福祉職。介護福祉職の内、福祉施設介護員は全産業平均より月々11万円給料が安いんです。勿論安倍総理はここにも改革を進めます。月額たった1万円程上げるそうです。現在労災認定で一番多いのが心の病。その中で労災申請・過労自殺のトップが介護福祉職。現場の悲鳴は聞こえない振り、細かい中身は見ないで頂きたい。表っ側の数字だけで評価するんです。これこそがアベノミクスの神髄ではありませんか!」
「安倍晋三閣下は、行政府の長であるばかりか立法府の長であるとご本人がご宣言されました!司法の長になられるのも時間の問題ではないでしょうか!?その為にも現行憲法など守っていられませんし守りもしません。当然です。不都合な真実、事実を声高に叫ぶ人間は邪魔です。オリンピックに向けて火事場泥棒的に治安立法を成立させます。安倍総理、オリンピックを成功させる為には共謀罪が必要との趣旨の発言がありました。共謀罪をテロ等準備罪と名前を変える様ですが、テロ等準備罪の『等』とはどういう意味ですか!?テロ以外にも適用する余地を残す理由を教えて下さい。世界一安全な東京とアピールをしておきながら、数週間の体育祭を開催するのに国民を監視し、密告制度で相互監視までさせ相談しただけでアウトと言う権力が思想・信条の領域まで足を踏み入れるとんでもない法律が必要な理由は何なんでしょうか!?」
「東電原発事故による汚染水問題について総理にお聞きします。ブエノスアイレスでのご発言、汚染水は0・3平方kmの港湾内でブロックされている。これにお間違いは無いでしょうか!?海では潮の満ち引き・潮の流れなどがあり、港湾内の水がブロックされる事自体あり得ません。8日間で99%、港湾内と港湾外の水が入れ替わります。大量の海水でゆっくりと希釈された結果、港湾外に出た汚染水の数値は低く見えるものの、垂れ流される汚染水の総量に変わりはありません。去年始め静岡県沼津市の漁港で水揚げされた青鮫から基準値の7倍ものセシウムが検出されました。汚染水の影響は明らかに海洋生物にも見られますが、皆さん細か事は気にしないで頂きたい。総理がブロックされてると仰ってるんですから。それを信じようじゃありませんか!」
「お聞きします。最終的に東電原発の収束費用、トータルで幾ら掛かるとお考えになりますか!?将来もう一カ所で原発過酷事故が起きた場合、国の経済破綻は免れないと考えますが如何でしょうか!?日本は火山国であり地震大国です。それでも原発再稼働を進めて大丈夫だと言い切れますか!?お答え下さい。福島東電原発の収束は、その方法もなく現在ではほぼ不可能。今後桁違いの額になるのは容易に想像出来ます。事故原発の原因も究明しない。安全基準デタラメ、避難基準適当、原発無くても電力余ってますが原発は再稼働します。海外に売り付ける為に再稼働します。プルトニウムを持ち続ける為に再稼働します。三菱・東芝・日立・鹿島建設・大林・大成・竹中・清水・IHI・富士電機・三井住友銀行・UFJ等々など、原発に関係する企業の皆さん!安心して下さい。安倍政権は脱原発など絶対にやりません。安倍政権は税金と電気料金を湯水の様に使える発電方法は諦めません。首都圏直下型地震30年以内に、マグニチュード7で発生する確率約70%。東南海地震・南海地震30年以内マグニチュード8〜9で発生する確率60〜70%。日本列島北から南まで50の活火山が24時間態勢で監視されていますが、噴火予知連絡会、こう仰ってる『全ての噴火が前もって分かる訳ではない。我々の予知レベルはそんなものだ』とコメント。火山予測のプロでもほぼ予測不可能だそうです」
「自動車事故・医療事故、過失であれば当然処罰されます。しかし原発事故では未だ過失で処罰されたものは一人もいません。全ては想定外という魔法の言葉で逃げるおつもりでしょう。次の事故が起きたとしても総理ならもっと上手に誤摩化せます。皆さん安倍総理を信じてこのバスに乗り込みましょう!次の停車駅は地獄の一丁目一番地です。今回無理をして批判は避けようと思いましたがどう考えても無理です!総理あなたがこの国の総理でいる限りこの国の未来は持ちません!最後のお伺いします。いつ総理の座から降りて頂けるのでしょうか!?教えて下さい。以上を持ちまして私の代表質問を終わります」
安倍首相答弁「#$%&’()=〜|でありまして云々カンヌン&&%%%$$$$$伝!!”)〜(’&%$#`『』*+L#$%&’()0♥︎)当たりません。(〜)&(’&%$#””””111)〜●〜●〜●〜●〜であります」
2017年1月25日 参院本会議 山本太郎議員代表質問
https://www.youtube.com/watch?v=wnqVdb-6qhk
老朽原発も実態不明=運転延長の高浜、美浜−配管厚さ1ミリ未満も
腐食が見つかった島根原発2号機(松江市)の空調換気配管について、中国電力は運転開始から昨年12月までの約28年間、保温材を外した点検をしていなかった。原発を保有する各社は、ほぼ同様の点検を行っており、運転期間が長い老朽原発ほど腐食が見落とされている可能性が高そうだ。
全国の商用原発42基のうち、最も古いのは関西電力高浜原発1号機(福井県)で運転開始から42年が経過している。高浜2号機は41年、関電美浜原発3号機(同)も40年を過ぎた。この3基は昨年、原子力規制委員会が運転期間を原則40年とするルールの例外として、20年間の運転延長を認めた。
だが、延長を認可した時点で島根2号機の配管腐食問題は明らかになっていなかった。運転開始から28年に満たない原発でありながら、保温材の下から多数の腐食や穴が見つかり、衝撃が広がった。
新規制基準によって再稼働した九州電力川内原発1、2号機(鹿児島県)や高浜3、4号機の運転期間は31〜32年。島根2号機より古いが、いずれも保温材を外した点検は行われていない。
中国電によると、島根2号機の換気配管で長さ約1メートルの穴が見つかった部分は厚さ0.8ミリ。腐食が確認された配管の材料は、腐食に強いとされるステンレス鋼板や亜鉛めっき鋼板だ。原発を保有する各社も同様の材料を使っている。
だが、配管を水分や塩分を含んだ空気が通り続ければ、腐食やさびの発生は避けられない。全ての保温材を外して確認しない限り、腐食がないと言い切れない状況だ。(2017/01/14-14:38時事)
転載元
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017011400164&g=eqa
きょうの午前中は、出雲市原子力発電所環境安全対策協議会の会議に出席した。
市長の挨拶の後、中国電力から、1号機廃炉の説明と2号機特定重大事故等対処施設および所内常設直流電源設備の概要の説明があった。
原子炉建物は、航空機が衝突しても特重施設を新たに建設するので大丈夫、ということらしい。
にわかに信じがたい話だし、飛行機がぶつかるイラストには、建物の片隅にちいさな爆発が書かれている。
事故はこんなに小さく福島のようにぐちゃぐちゃにはなりませんとアピール?
誘導がうますぎて感心した。
これについて質問したところで、用意周到な説明と安全です、との答えが返ってくるのがわかっているので、私は、原子力防災についてのみ質問をした。
他の委員のプルサーマル計画や再処理についての質問については、計画どおり実行すること、廃棄物は、いつ稼働するかわからない六ヶ所村の再処理施設頼みでやはり、今まで通りの答えが繰り返されるだけだった。
きっと、福島の方々も事故前、電力会社や国の「安全です。」「再処理します」の説明を聞かれたはずだ。
でも、事故が起こっていまだに帰ることのできない状況が続いている。
また、熊本の地震を考えれば、屋内退避できない場合もあるが、今の計画で大丈夫なのか、地震が起こって人々が屋外に退避するしかない状況でも川内原発は、稼働停止にならなかった。
いざとなったら、外に放り出されて、危険回避さえもされない状況であることをニュースで知った。
福島では、子どもたちの甲状腺がんもじわじわと増えているが、3歳未満の乳幼児へのヨウ素剤の配布の仕方、保育所などへの配布は、どうなるのか、30キロ圏外だとヨウ素剤の配布はどうなるのか、なにもわからないまま、会議が終わってしまった。
水の量は約4リットルで、1平方センチメートルあたり最大4ベクレルの放射能が測定されたと報じられています。汚染水はポンプとホースの接続部分から飛び出て来た物で、3人は空調設備で発生した水を貯蔵しているタンクから別のタンクに移送する作業をしていました。
いずれの方も「人体に影響のある被ばくは無い」と発表されています。
作業員の方、大丈夫でしょうか?心配です。
☆放射性物質の水掛かる=作業員3人、島根原発―中国電
URL http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150428-00000143-jij-soci
引用:
時事通信 4月28日(火)18時57分配信
中国電力は28日、定期検査中の島根原発1号機(松江市)で、協力会社の男性作業員3人の顔と足に、放射性物質を含む水が掛かるトラブルがあったと発表した。放射性物質は体内に取り込まれておらず、外部への影響もないと説明している。
:引用終了
☆島根原子力発電所1号機第29回施設定期検査状況(No.124)
URL http://www.energia.co.jp/atom/teiken_1_29/joukyou-124.html
引用:
管理区域内における作業員の被水について
平成27年4月22日(水)13時50分頃,原子炉建物地下階において,原子炉建物床ドレンサンプタンク※1点検作業のため仮設ポンプにてサンプタンク内の残水を移送中,仮設ポンプに接続していたホースが外れ,放射性物質を含む水約4リットルが飛散し,その一部が協力会社社員3名(半面マスク※2等必要な装備で作業中)の顔および足にかかりました。
被水した3名について,放射性物質の体内摂取がないことを確認するとともに,被水箇所の除染を実施し,体表面測定により有意な汚染がないことを確認しました。
また,本件に係る人体への影響および外部への放射能の影響はありません。
※1 原子炉建物床ドレンサンプタンク
原子炉建物の空調設備から発生する結露水や,機器および配管等の点検を行うために抜いた水を一時的に貯留するタンク。
※2 半面マスク
原子炉内を循環する冷却水から不純物を取り除き,水質を管理するための系統
(平成27年4月28日公表)